樹木葬霊園も墓石霊園も、霊園の設備面は同じです。
樹木葬だからと言って特別な設備が導入されているわけではありません。
違法な霊園でない限りは問題ない
霊園は誰もが勝手に開業できるサービスではなく、「墓地埋葬法」から各都道府県知事や指定都市等の市長の許可が必要です。
樹木葬の設備面に関してもこのルールに変わりはないので、法に順守して開園されているところならトラブルに遭うこともありません。
最近では、ペット火葬やペット霊園に関してはトラブルが増えている現状があり、こちらに関しては法律の規制がありません。
日本では猫や犬などペットを飼う習慣があるものの、ペットの遺体については一般ゴミと同じ扱いになっています。
このあたりは、いずれにしても何かしらの法改正や法規制が求められそうです。
チェックしておきたい霊園の設備
霊園によって設備は本当に様々です。
例えば、駐車場があるところやないところ、飲食の販売の有無など、細かい設備の違いがたくさんあります。
利用者にとっては設備が充実しているほど便利なので
・トイレ
・駐車場
・お線香などの物品販売
・飲食店
・清掃
・供養者の手配
などを見ておくと良いです。
この中でも「清掃」は重要とされていますが、かなり適当な霊園でない限りは過度に心配する必要はありません。
霊園選びを行う際に見学をすると思いますが、その際に綺麗に整えられている霊園なら問題ないでしょう。
永代供養として樹木葬を利用する場合、供養を埋葬先に任せることになります。
「供養はいつ行われているのか?」については各霊園で聞くしかありません。
また、霊園によってはお坊さんを手配してもらえるところもあるので、お墓を持つかどうかに関わらずこうしたサービスに注目しておくと、お墓参りをした時に便利です。
ちなみに永代供養を利用する場合、毎日のようにお経を唱えてくれるわけではないので正しく内容を覚えておきましょう。
「供養=お経」というのも個々によって概念や定義が異なりますが、お経を求めているなら自分が供養したいと思った時にお坊さんを手配するのが理想でしょう。
また、宗教に関しては樹木葬霊園において宗教不問が主流です。
キリスト教やイスラム教など宗派を問わずに樹木葬を利用できるところが多いです。
しかし、基本的に宗派を持っている方はその宗教において埋葬するのが一般的なので、無宗教が多い日本においてはあまり気にする必要はないかもしれません。
逆にお寺や霊園において、宗教の縛りがあるところに関しては入会が条件となっているところも少なからずあります。
アクセスは優先的に考慮したい
東京都の樹木葬は各霊園の設備に注目すると共にアクセス環境も見ておきましょう。
樹木葬ができる霊園はオシャレなパーク型が多いので、従来からあるお墓参りの概念が覆ることが多いです。
お墓を所有しているかどうかに関係なく、お盆の時期になった時に家族でお墓参りへ行こうと思っても遠方過ぎて気軽に行けないことがありますね?この問題はそもそもアクセス環境にあるので、実は自宅から気軽に足を運べる霊園を選ぶことはとても大事です。
まず、アクセスを考慮するなら車を使うかどうかを軸にしましょう。
車を使うなら高速道路の利用を含めて最短ルートの所要時間を調べておきます。
駐車場に関しては霊園に駐車場がなくても近くにコインパーキングがあれば問題ありません。
電車やバスなど交通機関を使って霊園へ行くなら、なるべく近くで霊園を選んでおく方が良いでしょう。
電車1本やバス1本で霊園へ行けるなど、近くの霊園を選んでおくほど気持ち的にもお墓参りへ行きやすくなります。