東京都内で樹木葬を検討する時、そもそも「樹木葬とは?」を理解しておくことが大切です。
また、失敗しないためにも4つのポイントを抑えておきたいところです。
樹木葬はどんな埋葬方法?
日本では、ご遺体を埋葬する時は火葬を行うのが一般的です。
海外では、逆に土葬が多いです。
樹木葬を行う場合も「火葬」→「埋葬」という流れは変わりません。
樹木葬は自然葬とも呼べますが、埋葬先は法律に沿う必要があるのでお寺や霊園となります。
故人が好きだった山などへ埋葬すると法律違反となるので、火葬後に骨を砕いて散骨する場合だけ縛りを受けない樹木葬が可能となります。
樹木葬というのは木の根っこに骨を埋葬する葬法であり、一般的にはお墓を建てるところを木にするだけです。
大理石など高いコストが付く墓石素材を購入する必要がなく、埋葬費用が安上がりとなるのが魅力です。
また、魂が自然に返るというロマンチックな概念も人気の理由です。
樹木葬の4つのポイント
さて、東京都内で樹木葬を検討する時は
・費用
・永代供養
・霊園の雰囲気
・立地条件
の4つをしっかりと見ておきましょう。
多くのお寺や霊園では、「樹木葬=永代供養」となっているところが殆どです。
そのため、樹木葬の費用に関しては「永代使用料」+「永代供養料」から構成されており、必ず必要となるのが前者の永代使用料です。
永代使用料というのは、お寺や霊園の埋葬スペース料金であり、これが初期コストになります。
あとは、埋葬先によって年間の管理費用等が発生するケースもあります。
永代供養は永代に渡って供養をしてもらえるというのが1つの定義ですが、平均すると大体50年前後が永代供養期間となります。
供養期間は埋葬先によって様々であるものの、お墓を所有しないのであれば永代供養が選択肢となります。
次に霊園の雰囲気についてですが、樹木葬は何気にこれがとても大事です。
樹木葬は合同埋葬や永代供養が主流であることからも、単純に霊園に自然が多いことを樹木葬の定義としているところも多いです。
また、供養など宗教的概念を除外すると、樹木葬を検討するご遺族にとっては雰囲気で心の安らぎが変わる部分も大きいでしょう。
本当に様々な設備や環境の樹木葬があるので、「ここを選んでよかった!」と思えるような雰囲気のところを探しましょう。
霊園の雰囲気を合わせて考慮しておきたいのが立地条件です。
お墓参りというのはお墓を持っている人だけが行うものではありません。
お墓参りには決まった定義が存在しないため、たとえそこにご遺族の骨が埋葬されていないとしても魂が眠っていると感じるならお墓参りをすることに意味があります。
合同埋葬や永代供養で樹木葬を行った場合でも、定期的にお墓参りをしてあげる方が良い供養になることは間違いありません。
アクセス環境などを多少考慮しておきますと、いつでも華やかな樹木葬霊園に足を運びやすくなります。
見学から比較検討することが大切です
東京都内で樹木葬を探す時は必ず見学をしてください。
東京都は樹木葬ができる霊園やお寺がたくさんあるので、「WEBから検索」→「候補を選定」→「見学」というステップから見学に力を入れるのがオススメです。
実際に見学をすると費用の内訳や霊園の雰囲気など、細かいところまでしっかりと考慮して埋葬先を選べるようになります。
また、霊園によって樹木葬プランが大きくことなり、プレートなどを設置できるところもあります。
雰囲気に関しても「お墓」というよりは、映画の1シーンで使われそうな「オシャレな公園」のようなところもありますし、必ず1度は見学をしておきましょう。