樹木葬は、お寺以外が管理する霊園でもたくさん販売されています。
しかし、せっかくお墓を買うのならばやっぱり歴史あるお寺の墓地がいいという方もおられるでしょう。
谷中樹陵 久遠は由緒あるお寺の管理する霊園です。
東京都の霊園の中でもアクセスがよく、日暮里駅から徒歩5分という近さです。
お参りがしやすいですね。
長明寺 谷中樹陵 久遠の特徴
長明寺 谷中樹陵 久遠は、永代供養の樹木葬のお墓です。
永代供養のため、お墓の継承者がいなくても無縁墓にならないというシステムです。
お一人の方、お子様がおられない方でも、安心してお墓に入っていただけます。
樹木葬といってもいろいろな形式があります。
見た目には西洋の庭園にしか見えない墓地もあれば、公園のような墓地、和風の庭園などです。
樹木葬そのものは、墓標の代わりに樹木を植えたお墓ですので、特にデザインに関する決まりはなく、比較的自由です。
そのため、各社それぞれに個性的なお墓を販売しています。
長明寺 谷中樹陵 久遠の場合は、花と緑に囲まれた和風の庭園の墓地です。
日本庭園に近いですが、タイルが貼ってありモダンなデザインが特徴です。
境内は、初音の杜の面影が残っています。
土壁は、左官職人の挾土秀平氏が手がけており、美しいことが特徴です。
樹木葬 永代供養墓の種類
樹木葬のお墓のプランは、1人用から、最大4人用まで用意されています。
1人用は「縁」というプランで、1区画あたり50万円から利用できます。
「縁」、「絆」、「奏」は夫婦や親子の2人に対応したお墓です。
同じ「縁」という名前で、一人用と二人用があるということです。
4人用は「温」、「安」です。
各プランで、ペットと一緒の埋葬はできません。
利用登録のある最後の方がお墓に入って、規定の年月が過ぎたら骨壷からお骨を取り出し、土に還すことになっています。
永代供養が選ばれる理由
近年、子供を持たない方も増えていますし、遠くに引っ越すなどして誰もお墓を継承できず、結果として無縁墓になってしまうというケースがみられています。
子供がいたとしても、将来的なことを考えて迷惑をかけたくないということで、代々の墓よりも永代供養墓を選ぶ人もいます。
永代供養墓は、一定の期間が過ぎればお骨を移動させて合祀する事が一般的です。
合祀された先では、そのお寺が続く限り永代にわたって供養をしてもらえます。
先々でもしかして無縁墓になってしまう可能性があるのであれば、永代供養墓は選択肢の一つとして有力でしょう。
長明寺の歴史
長明寺は、水戸光圀公ゆかりのお寺で、1609年に創建されました。
かつては蛍が飛び交っていたため、「蛍沢の寺」とも呼ばれていた歴史があります。
水戸家が訪れていたので、水戸光圀公との関連があるということです。
お寺そのものにも由緒があるのですが、境内の巨大なしだれ桜は見事で、名所にもなっています。
銅鐘は台東区の有形文化財に指定されています。
銅鐘を作ったのは、椎名良寛という著名な鋳物師です。
お参りついでに、文化財の見学などをしてもいいですね。
周辺は東京の下町情緒あふれる町並みが広がっています。
お参りというと、なんとなく寂しくなってしまう方も多いかもしれませんが、下町の活気を見ていると心が元気になってくるかもしれませんね。
まとめ
東京都日暮里の樹木葬、谷中樹陵 久遠は歴史のあるお寺の管理する霊園です。
宗教に関しても改宗や檀家になることを強制することはありません。
長明寺はかなりの歴史があるお寺で、境内の銅鐘は文化財に指定されるなど、由緒があります。
歴史ロマンがお好きな方にもおすすめです。
永代供養墓は、50万円から利用でき、最大4人までのプランがあります。
日暮里で樹木葬をお考えの方に最適な墓地です。