東京都内で樹木葬ができるお寺を選ぶ時は
・費用
・樹木葬ができるかどうか
・宗教不問かどうか
・永代供養
の4つを見ておきましょう。
お寺と霊園ならどちらがオススメ?
樹木葬を検討する際にしっかりと検討しておきたいのが「お寺」or「霊園」です。
日本のお寺というのは仏教をベースに真言宗や浄土真宗など派生宗派を持っており、霊園を管理運営するだけではなく宗派を広めるという役割も担っています。
霊園というのはご遺体を埋葬する場所であり、法に沿って運営されているいわゆるお墓です。
樹木葬をテーマに相場を比較すると、永代使用料の最低価格はお寺の方が10万円~20万円ほど安い傾向がありますが、ざっくりとした相場はそれほど変わりません。
大きく見積もると30万円~150万円ほどが相場となります。
敷地内の管理や設備に関してはお寺の方が安心しやすいです。
やっぱり、お坊さんが毎日清掃から供養まで管理をしてくれますし、お墓参りへ行った時も詳しい話を聞けることもお寺のメリットでしょうか。
また、一般的にお寺は宗教に入らないといけないと思っている方が多いと思いますが、樹木葬をお願いする時は宗教不問のお寺がたくさんあります。
これは宗教を問わずに樹木葬に対応しているということであり、無宗教が大半を占める日本においては自然な対応策だと言えます。
樹木葬ができるかどうかは必ず確認しよう
最近は近代的な埋葬方法として樹木葬が人気ですが、お寺のすべてが樹木葬に対応しているわけではありません。
また、樹木葬というのは個別埋葬から合同埋葬、永代供養の有無まで本当に様々な内容があり、一律で定義が決まっているわけでもありません。
樹木葬の対応に関してはお寺よりも霊園の方が数が多い傾向があります。
もし、最寄りのお寺で樹木葬に対応しているところが見つからない場合は霊園を検討する必要もあるでしょう。
ちなみに東京都は大都会なので樹木葬が少ないイメージがあると思いますが、自然が豊富な田舎と比べて差がありません。
東京都でもしっかりと樹木葬を見つけられます。
永代供養について知識を持とう
樹木葬を検討している方はお墓を持ちたくない人が多いのではないでしょうか。
お墓を持たないとなれば自然埋葬が選択肢となり、その延長として樹木葬に辿り着く方は少なくありません。
お墓というのは墓石を購入してお寺や霊園でスペースをレンタルする、そのスペースに購入した墓石からお墓を建てます。
墓石の費用が割と高く、さらにスペースのレンタル代もランニングコストになるので費用が高く付きます。
また、お墓は子孫がいる場合に意味を見出しやすいですが、自分が最後の子孫になる場合はお墓を継承する方がいないので永代供養の方がメリットを感じやすいです。
永代供養というのはお墓を建てずに一定期間において供養をしてもらうという葬法です。
最初は個別スペースで埋葬供養してもらい、その後に合同埋葬となるケースもあります。
基本的に永代供養の樹木葬では、1つの木に対して様々なご遺体を埋葬する合葬が多いです。
永代供養の場合でもお墓を建てるようにスペースをレンタルして個別埋葬することも可能です。
このあたりは、お寺や霊園のプランによるため、しっかりと確認しておきたいところです。
何よりも永代供養は費用を安く抑えられることが魅力です。
また、無宗教の方にとってはそもそも魂が天界へ召されるなど、宗教的な概念が幅広い方が多いと思います。
無宗教の方ほど永代供養に対してメリットを見出しやすいので、日本に合った供養方法の1つと言えます。
東京都内でお寺の樹木葬を探す時、永代供養を利用するかどうかに関わらず、たまにお墓参りを行うことを想定して立地条件も考慮しておくのがオススメです。